「ツェナーバリア」と「フォトカップラ」
ツェナーバリアとフォトカップラのどちらも一次側(出力側)と二次側(入力側)を電気的に絶縁する装置です。この装置を利用する目的は落雷等による過電流の防止です。違いはツェナーバリアーがダイオードを使用して電流をOn/Offするのに対し、フォトカップラーは内部のフォトトランジスターが光に反応してOn/Offします。難しい理論を知る必要はありませんが、過電流防止に使用されている部品の名前であると覚えておきましょう。
「定義」と「定理」と「法則」
定義:ある事物や用語の意味内容をこういうものでるとはっきり説明すること。
定理:公理系から出発して真であることが証明された一般的(または理論的)命題。
法則:一定の条件のもとでは常に成り立つものと考えられる自然界の事物相互の関係。
「雹(ひょう)」と「霰(あられ)」
ひょう(雹)とあられ(霰)はその粒の大きさによって区別しています。ひょう(雹)は降水の一種で、直径5mm以上の大きさの氷の粒です。あられ(霰)は直径5mm未満の小球です。
「硫黄島(イオウジマ)」と「硫黄島(イオウトウ)」
同じ漢字を使いますが読み方が異なります。「イオウトウ」と「イオウジマ」です。「イオウジマ」は鹿児島県の薩南諸島にある島です。別名、薩摩硫黄島とも呼ばれており、人口100人程度の小さな島です。一方、「イオウトウ」は東京都小笠原諸島の南端に位置する歴史的に有名な島です。あの第二次世界大戦(大東亜戦争)時に激戦地となった島です。東京とサイパンの丁度中間地点に位置し、軍事的に非常に重要な場所で、勝利した連合軍(米軍)が日本本土爆撃に利用した島です。その戦いは後に「硫黄島の戦い」と名付けられました。
「安全マッチ」と「摩擦マッチ」
私達日本人には昔から馴染があるマッチですが、百円ライターが普及する前までは、各家庭には「徳用マッチ」という大きな箱に何百本と入ったマッチ箱があり、ストーブやガスコンロの着火にこのマッチを使用していました。マッチは各家庭の必需品だったので、喫茶店やスナックの宣伝用にマッチがよく使われおり、どこの家庭にもカラフルな「宣伝マッチ」があったはずです。では、危険物積載船で使用が許される「安全マッチ」とはどんなマッチなのでしょうか?これは昔から日本の家庭で使われているマッチのことです。
私達の使用しているマッチはマッチ棒の頭を箱の側面に擦りつけなければ火がつきません。これを「安全マッチ」と呼んでいます。一方、西部劇でもお馴染みのカウボーイが靴底で格好よくマッチに火をつけて煙草を吸うシーンがありますが、このときに使用するマッチが「摩擦マッチ」と呼ばれるマッチで、マッチの頭をどこかに擦りつけると火が簡単につきます。これではポケット入れていても発火する危険があります。「摩擦マッチ」は危険すぎるため、現在はどこの国でも使用禁止となっているはずです。
「霧」と「もや」
視程の差で霧(Fog)ともや(Haze)を区別しています。視程1km以下の状態を「霧」、視程1km以上、10km未満の状態を「もや」と言います。ちなみに視程が陸上でおよそ100m、海上で500m以下になる場合、濃霧注意報が発令されます。