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証書をエンドースするって、どういう意味?

普段、若い航海士にはあまり縁のない証書の話です。

皆さんは船長公室前に掲示されている証書類をじっくり見たことがありますか? ただ理由もなく掲示しているわけではありません。規則により掲示が義務付けられている証書もあります。

どんな種類の証書が掲示されているか、船長室の前に行って一度じっくり見て下さい。船舶検査証書、国際満載喫水線証書の他、SC、SE、SR、SMC、DOC等も掲示されているでしょうか?証書にまつわる話で、SC、SE、SRやSMC、DOCが出てきて首を傾げているようではいけません。貨物船安全構造証書(SC)、貨物船安全設備証書(SE)、貨物船安全無線証書(SR)の略号ぐらいは是非、覚えておきましょう。

ちなみに日本籍船の場合、管轄・発行元が2種類あります。2種類とはいわゆるJG発行証書と船級(Class)発行証書です。JGの方はJapanese Governmentの国土交通省が発行する証書で、Classの方は船級協会(NK)が発行する証書です。基本的にはJGより検査委託されたNKが多くの検査を実施し、その検査結果を証明する書類として証書を発行します。しかし、船舶国籍証書や国際トン数証書等はJG管轄であり、JGが直接証書を発行しています。

では「証書のEndorse・Endorsement」という言葉を聞いたことがありますか? 若い頃は余り証書に縁がありませんが、船長や一等航海士になれば、証書類の更新や管理についての知識も必要です。「Endorse」とは「裏書すること」で、「Endorsement」は「裏書」です。例えば、IOPP証書の有効期間が5年間とすると、毎年の年次検査でIOPP証書の更新手続きをしますが、そのときに証書の裏の欄に裏書として検査官がサインをします。

これを証書のEndorsementと言います。検査官が証書の内容の有効性を確認したという証です。5 年間は同じ証書を使用し、毎年更新・確認手続きを実施した証拠として裏書をするのです。また、「Interim」という英単語も証書関係の話でしばしば登場するので、覚えておいて下さい。日本語で言うと「中間」や「仮]の意味があります。Interim Certificateといのは有効期間が最長期間ではなく、仮り発行であったり途中からの発行であったりする証書のことです。

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