頻繁に使われているE-mail独特の言葉&慣習

頻繁に使われている『E-mail独特の言葉』の話です。

船内LANを利用している船では船陸の通信だけでなく、日頃の船内連絡も各個人パソコンのE-mailを使用しています。船内LANのおかげでE-mailによる船内周知や乗組員個人への迅速な連絡ができるようになりました。この便利なE-mailですが、独特な言い回しやよく使われる言葉がたくさんあります。そのいくつかを紹介しましょう。

電話です。架は「かける」のことで、ものをわたすという意味。
対等の男性相手に敬意をこめて呼ぶ語。
手渡しすることです。
受けることの謙譲語です。(例文)本日、貴メッセージを拝受。
読むことの謙譲語です。(例文)本日、貴メッセージを拝誦。
承知することの謙譲語です。(例文)本日、貴メッセージの件、拝承。
職についている人の謙称です。
自分を指して使う謙称です。
上位職の人を呼ぶ尊敬語です。

その他に船内ではあまり使わない言葉として「御社」「弊社」があります。「御社」が相手の会社の尊敬語で、「弊社」が自分の会社の謙称です。

「各位」ですが、「乗組員各位様」や「各位殿」と書くことは厳密に言えば誤りです。各位には皆様方という意味があり、複数人に対する敬称なので、各位殿、各位様では敬称が二重に使われていることになるのです。ですから「乗組員各位」や「日本人各位」と書くのが正解です。最近読んだ本では、社外宛メールで「TO:」や「FM:」を使用するのは適当ではなく、「FM」は略しており、失礼に当たるそうです。確かに外国人のメールにはあまり「TO」「FM」は使用されていません。ですから、皆さんも社内メールに「TO」「FM」を使うのは問題ないですが、社外メールでは「TO」「FM」の使用は控えるべきです。

さらにE-mailの文章中でよく使う言葉に「教示」があります。文字通り、「教え示す」ことです。例えば「・・・・・についてご教示頂ければ幸いです。」と使用します。たまに「回示」という漢字を使用して「・・・・・についてご回示頂ければ・・・・・」と使用する人がいますが、辞書には「開示」は載っていても「回示」は載っていません。おそらく「回示」は「開示」の誤字なのだと思います。なお、「開示」の意味は「明らかにして示す。」ことです。

E-mailの件名について注意すべきことがあります。船からのE-mailには必ず冒頭に船名を付けましょう。陸上で働く人達は毎日膨大なE-mailを受信しており、その中には重要なものとそうでないものが混在しています。従って、船名を入れておけば、自分に関係ある船かどうか一目瞭然で、受領したメールの優先順位がわかり易くなるのです。

ちなみに書類の写しのことを「CC」と言いますが、何の略でしょうか?意外と知らなかったり、忘れていたりします。「Carbon Copy」の略です。その昔Carbon紙により写しを作成するのが主流だった頃の名残なのでしょう。では、「BCC」は何の略でしょうか? 「Blind Carbon Copy」です。意図的に送信先を隠す場合や身内へ送信する場合に「BCCで送信する。」と言って、書類上には名前を明記せずに必要な相手に写しを送付します。

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