会社から船への金曜日の出し逃げe-mailはダメ!?

通信媒体の発達により仕事でもプライベートでも欠かせない通信手段となった『e-mail』の話です。

船では曜日をあまり意識しません。なぜなら、船の仕事は1週間周期ではなく、365日昼夜を問わず稼動しているからです。「今日は何曜日だったかな?」とカレンダーを見ないと分からないことが多いのです。せいぜい乗組員の休日が付与される土曜日、日曜日を意識するぐらいでしょう。

平日ですと、今日が火曜日なのか、水曜日なのか、木曜日なのかほとんど意識していません。週末の金曜日になると会社からのe-mailの量が増えたり、土曜日、日曜日になると極端に少なくなるので、今日は何曜日か分かるぐらいです。

しかし、陸上では曜日に対する意識は強く、(最近はあまり使われないかもしれませんが)「はなきん」、「花の金曜日」という言葉があるように曜日によってやる気度や疲れ度がかなり異なります。また、家に帰ってテレビを見れば、今日は何曜日か直ぐにわかります。会社は土曜日、日曜日が休みなので金曜日のアフターファイブは羽を伸ばすこともできます。そして月曜日は土日の家族サービスや趣味での疲れが残ったまま(?)の出勤となります。

ところで、皆さんは陸の金曜日が船に多大な影響を与えることを知っていますか?陸上から発信する「金曜日の出し逃げe-mail」が原因です。陸上では日常業務に追われて、どうしても金曜日夕方のギリギリになって船に送付するという傾向が多く見られます。おそらく殆どの人がこの行動パターンに該当するのではないでしょうか。

金曜日の夕方、船にe-mailを送付して、その返事を月曜日に欲しいというのが「出し逃げメール」です。これはかなり自己中心的です。自分は金曜日という区切りで仕事をして土曜日や日曜日をゆっくり休み、また、月曜日に出社して船から受領した返事で仕事を始めるつもりなのでしょう。あるいは、船からの否定的な返事を受け取るのを月曜日まで遅らせて、冷却期間を設けたいのかも知れません。

しかし、先ほど言ったように船では基本的に土曜日、日曜日といっても完全休業ではなく、曜日に関係なく運航を続けています。場合によっては土日に入出港しているかも知れません。ですから陸上本位の曜日間隔、時間間隔で船に仕事を押し付けてはいけません。金曜日にe-mailを出してもかまいませんが、その返事を月曜日までに期待するような内容は絶対に避けるべきです。みなさんも陸上勤務をしたときに、金曜日の出し逃げメールは送らないようにして下さい。

さて、昔の電報、テレックスの時代は文字数により通信料金が決まるので、極力文章の文字数を減らすために多くの略号を使用していました。しかし、e-mailの時代になってからは文字数を気にする必要もなくなり、略号はむしろ誤解されやすいので出来る限り使用しないようになりました。それでも、現在もe-mailで使用されている英語の略号をいくつか紹介します。

FYI:For Your Information
FYR:For Your Reference
FYG:For Your Guidance
PCB:Please Call Back
ASAP:As soon as possible
PIC:Person in Charge

また、「QT」、「UNQT」という言葉もよく使用します。QTとは英語のQuoteの略号で「以下、引用開始」の意味です。UNQTとはUnquoteの略号で、「以上、引用おわり」の意味です。

さらに、「TBC」「TBA」「TBD」という略号も時々見かけます。To be confirmed. To be announced. To be determined.の略で後日確定、後日発表、後日決定の意味です。予定が未定の場合、空欄にしておくと記入忘れかと誤解を招くので、「TBC」や「TBA」と記入しておくのです。

会社の役職もよく英語の略号で表現します。専務:SMEO (Senior Managing Executive Officer)、常務:MEO (Managing Executive Officer)、執行役員:EO (Executive Officer)、部長・室長・支店長・所長:GM (General Manager)、課長:GL, MGR (Group Leader / Manager) などです。関係各位:To whom it may concern、社長:Presidentも覚えておくと良いでしょう。

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