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今日より明日がほんの少し良くなっていれば、それで良い

『人の考え方、物事への取り組み方』の話です。

私がとても感銘を受けた有名な言葉があります。それはノーベル平和賞を受賞者したマザーテレサの言葉です。「思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。」

どうですか?確かにそうだと思いませんか?他にもたくさんの有名人・偉人がこれに似た言葉を残しています。「考えを変えれば、行動が変わる。行動を変えれば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば、人生が変わる。」という言い方もあります。これらの言葉から教えられることは、自分自身の普段の考え方や態度の善し悪しによって、回りまわって結局、最後は自分の運命や人生まで左右されるということです。

ですから常に積極的な、前向きな、建設的なPositive思考で物事を考えて対処しなさいという教訓です。決して消極的な、後ろ向きな、否定的なNegative思考でいてはいけません。確かに同じことを考えるにしても前向きに考えるのと後ろ向きに考えるのでは大違いです。

上司から命令された仕事を行うときに、指示されて嫌々やるのと、自分で興味を持ったり自ら率先して積極的にやったりするのでは大違いで、それが言動にあらわれ、結果にも影響し、その人の性格・技量とみなされ、信頼・評価の良し悪しにつながるのです。周囲を見渡しても、Positive思考の考え方や前向きな態度の人は好印象で頼もしく、すがすがしいのではないでしょうか?

「気は持ちよう」「ものは考えよう」です。例えば、あるC/Oが口癖のように「無理、無理」と呪文のように唱えていました。私はそれを聞いていつも「いける、いける。」と返していました。結果は駄目かも知れませんが、気は持ちようです。例え結果が同じであっても、失敗に終わっても、最初から悲観的・否定的になってはいけません。「とにかくやってみよう。」という精神で物事に対処しましょう。「夢は諦めた時点で終わってしまう。」と言うではないですか。

仕事も「無理」と言ってしまえば、そこで終わります。思考に気をつけて「無理」から入るのではなく、何事も「いける、試してみる」の精神・姿勢から入りましょう。「やらないで後悔するぐらいなら、やってから後悔しろ。」の精神です。また、別の例えですが、毎日の航海当直がマンネリ化してしまい、退屈で嫌になることもあるでしょう。そんなときに悪い思考に陥ってはいけません。自分が船乗りになりたいと思ったときの初心を思い出して下さい。そうすれば思考も少しは良い方向へ進むでしょう。都会の通勤電車で疲れ果てているサラリーマンでは決して味わえない自然がすぐそばにあります。

人生たかが80年!大自然、広大な海を眺めながら仕事ができることに感謝すればどうでしょう。毎日船橋で新しいことを一つ覚えようと目標設定することも良いでしょう。少し視点を変えて、思考を良い方向へ持っていけば、きっとプラスの考え、言動、生活ができるのではないでしょうか。「言うは易く、行うは難し」ですが、少しでも良い思考、少しでも積極的、楽天的、前向きに物事をとらえるようにすれば、それが好結果に結びつき、自分の人生にプラスになるはずです。「今日より明日がほんの少し良くなっていれば、それで良い。」という気持ちです。

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