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世界三大運河は、スエズ運河、パナマ運河、そして・・・

人工の水路である『運河(Canal)』の話です。

「世界の三大運河」を言えますか? スエズ運河(Suez Canal)、パナマ運河(Panama Canal)は直ぐに答えられるでしょう。では残りのひとつは? 正解はキール運河(Kiel Canal)です。スエズ運河やパナマ運河は私達日本人船員にはとっても馴染み深い世界的にも有名な運河です。しかし、キール運河はピンと来ない人も結構いるのではないでしょうか。正直言って私も北欧に有る運河ということ以外何も知りません。

調べてみると、別名 「カイザー・ヴィルヘルム運河」と呼ばれ、ドイツにある運河で北海とバルト海を結ぶ最短航路で全長98.7km(約53マイル)、パナマ運河と同様に有門式(閘門式)運河です。ちなみにスエズ運河は全長約104マイルで閘門はありません。パナマ運河は約44マイルでキール運河と同じ有門式で、中央付近のガツン湖と太平洋・大西洋の高低差が約26mあり、ガツン湖まで3個の閘門を利用して8mずつ昇り、ガツン湖から3個の閘門で8mずつ降りていきます。

参考 キール運河Wikipedia

3大運河の話をしましたが、それでは「世界の5大美港」、誰もが認める世界で最も美しい港ベスト5を知っていますか?正解はシドニー、サンフランシスコ、香港、ナポリ、リオデジャネイロです。シドニーはあのオペラハウスで代表されるように自然の入り江につくられた美しい港です。ウソのような話ですが、30年ほど前に錆びだらけの石炭船がシドニー港に入港したときのことです。シドニー湾の奥に石炭バースがあります。

船齢20年以上の錆びだらけでボロボロの石炭船がオペラハウスの前を通過して入港しました。すると、あまりにもシドニー港の美観を損ねるということで、船体が錆だらけの状態では二度と入港しないよう正式な要請があったそうです。そのため、錆びをきれいに落とさなければ、シドニー港には入れないことになりました。どこからの要請か詳細不明ですが、実際にあった話です。

サンフランシスコは坂の多い街ですが、坂のある町並みを背景にした港は非常に美しいものです。香港の昼間はお世辞にもそれほど美しいとは言えませんが、夜景は圧倒されるぐらい見事でまさに百万ドルの夜景です。以上のシドニー、サンフランシスコ、香港の3港については、私自身が実際に行ったことがある港なので、その港の美しさが間違いないことを認めます。

しかし、残念ながらナポリとリオデジャネイロについては行ったことがなく、その美しさについて語ることができません。ちなみに日本人観光客にとっての「世界の3大がっかり観光名所」と言えば、「シンガポールのマーライオン」、「コペンハーゲンの人魚姫像」、「ブリュッセルの小便小僧」です。有名過ぎるために期待し過ぎて、実際に目の当たりにして、こんなはずではないと落胆するのでしょう。

私達が乗船する外航商船は日本の多くの港はもちろん世界中の港に寄港しており、そこで働く船員はグローバルな舞台で活躍しています。ですから、ペルシャ湾諸国や東南アジア諸国をはじめ、様々な国の地理的位置関係を概ね把握しています。これが意外と外国に縁があまりない一般の人にとっては難しいことなのです。カタールといっても世界地図で正確に指をさして位置を示すことができる人は案外少ないものです。気が付いていない人がいるかも知れませんが、船員は一般の人が驚くほど世界の国や都市の場所を把握している職業なのです。

事務局から

白地図に今まで行ったことがある場所を色付けできるサービスをご存知でしょうか?検索すると複数のサービスがあるようですが、例として以下のサービスをご紹介します。

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